キワニスクラブは、奉仕活動を行う民間の団体です。
1990年からは、特に幼い子供のための奉仕活動にカを入れています。
世界の約96ヶ国、8,000のクラブ、約26万人が国際キワニスを構成し、
その本部は、米国インディアナポリスにあります。

キワニスクラブは、1915年1月21日米国デトロイト市で生まれました。
当初はアメリカとカナダで発展していましたが、1963年にはヨーロッパ3都市に広がり、 日本では、東京キワニスクラブが1964年1月24日、アジア太平洋地域で最初のクラブとして設立されました。

現在28のクラブ、会員は約1,600名です。

デトロイト周辺に住んでいたアメリカ原住民の言葉
“Nun−Ke e−Wan−is”(みんな一緒に集まる)に由来します。

  • 人生の物質的な価値より、むしろ人道的、精神的価値を重くみること
  • 全ての人間関係において、黄金律に従う日常生活を奨励すること
    (黄金律:人々からして欲しいと望むことを 人々にもその通りにせよ )
  • 社会生活、実業界、専門職域に、より高度な水準を採択し、適用するように推進すること
  • 規範・模範によって、より一層知的、進取的、奉仕的な市民性を開発すること
  • キワニスクラブを通じて、恒久的な友情を形成し、愛他的奉仕を実行し、より良き社会を建設するための実際的な手段を提供すること
  • 公正、正義、愛国心、善意などを増進させることができる健全な世論と、高い理想主義を創造し、維持するように協力すること

  1. クラブが単なる社交クラブになることを避け、キワニス本来の目的である社会奉仕事業の遂行についてできるだけの努力を行う
  2. 会員は、社会奉仕団体にふさわしい人格と会の事業を推進する意欲と能力を持った人を選ぶ。年齢・性別は問わず少壮気鋭の人を多く入れるよう努力する
  3. 会員の職業別については、官民各界から広く会員を求め、一定の分野や職業に偏することのないよう留意する
  4. 会員の選考ならびにクラブ運営に当たっては、クラブの活動が特殊な政治的、宗教的、思想的意図によって不当な影響を受けたり、不当に利用されることを避けるために慎重に配慮する
  5. 入会には、2名の会員の推薦により、メンバーシップ委員会の議を経て、役員会の承認を要する。ただし、後任者の場合は前任者の推薦による
  6. 各会員は可能な限り例会への出席に努力するものとするが、過度な出席の促進はしない

1915年
アメリカ、デトロイトでキワニスクラブ設立
1964年
日本で東京に初めてキワニスクラブが設立
1967年
日本キワニス委員会設置
1971年
仙台キワニスクラブ設立
1977年
日本地区設置
2008年
福島キワニスクラブ設立

綿を詰めた白無地の人形“キワニス・ドール”は、小児科の医師がドールの部位を指差して患者の子どもたちから病状を聞いたり、治療の説明をしたりして、子どもたちから恐怖心を取り除きつつ、診察や治療をスムースに進めるのに役立たせます。

 

 このドールは、1988年ごろ南オーストラリアで使われ始めました。そして国際キワニスのネットワークを通じ全世界に広がっています。今最も普及しているのはノルウェーやスウェーデンといった北欧の国々のようです。

 このような動きを知った東京キワニスクラブも、2001年10月、会員自身が汗をかくボランティア活動の一環として、このドールを制作し、小児科の病院に使っていただこうということになりました。そして2001年ボランティア国際年記念行事に参加して、この年の12月1日に代々木国立オリンピック青少年総合センターで開かれたフォーラムに、キワニス・ドールを出展したことをきっかけに、本格的な取り組みが始まりました。

 ドールを作るのはまず会員です。各会員が自宅に持ち帰って、家族も一緒に作っています。2008年12月18日木曜日福島県立医科大学付属病院 小児科に福島キワニスクラブが初めて、キワニスドールの贈呈式を行いました。